学習社会への展望―地域社会における学習支援の再構築―

日本学習社会学会創立10周年記念出版編集委員会編

「学習社会」の実現という課題に、研究と実践の両面にわたる多様な側面からアプローチしてきた日本学習社会学会。「地域社会における学習支援の再構築」にスポットをあて、学習社会実現への新たな展開を探るとともに、創立10周年となる会の研究と実践の軌跡をたどる一冊。

2016年9月 発行
ISBN-13: 978-4750343952

1部2600円+税(送料実費)にて販売いたします。
購入希望の方は、学会事務局までお知らせください。


目次

序言

◆第1部 学習社会への展望と研究の諸相

1.学習社会への展望と課題

第1章 学会設立の背景と期待――自分史を振り返りながら
川野辺敏

第2章 学校教育の観点から
小島弘道

第3章 マイノリティ教育と学習社会研究の再構築――教育・研究方法の脱植民地化と先住民族の主体形成
前田耕司

2.学習社会研究の諸相

第4章 「生き方」と学習の関係――学習社会論の観点から
新井郁男

第5章 学習社会における言語と教育――学社連携による先住少数民族の言語・文化復興の取り組みと課題
岩﨑正吾

第6章 コミュニティ・スクールの多様化の実態分析――学校運営協議会設置規則の分析を通して
佐藤晴雄

◆第2部 地域社会における学習支援の再構築

第7章 地域問題・課題の解決と学習社会――環境学習の観点から
関 啓子

第8章 実践主義的アプローチによる学校と地域の連携・協働
篠原清昭

第9章 学習社会構築に関わる施策と行政の現状と課題――インフラとしての学校施設整備の視点から
堀井啓幸

第10章 学習社会における教師の専門性
佐藤千津

◆投稿論文

第11章 昭和初期の校外教育実践における教育者と子どもの関係について――松美佐雄の「動的」概念を手がかりに
松山鮎子

第12章 戦後教育改革期における「地域大学」構想の一事例――中野藤吾と立川学園の活動をめぐって
木田竜太郎

◆付録 日本学習社会学会10年の歩み(佐藤晴雄)
日本学習社会学会創立10周年記念出版投稿規程
索引
執筆者紹介

学習社会への展望―地域社会における学習支援の再構築―
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